伊那市新山地区の住民でつくる「新山山野草等保護育成会」は23日、ザゼンソウとミズバショウが生えている場所に遊歩道を整備し、ハッチョウトンボなどが生息する湿地「トンボの楽園」付近にヤマモミジを植樹した。地区の豊かな自然を守り育てていく取り組み。地道な活動が評価され、同会は本年度、農水省など主催の「田園自然再生活動コンクール」で環境省自然環境局長賞を受賞した。
ザゼンソウとミズバショウが生えている場所ではこの日、遊歩道に橋を架けるため、市内の製材業者が加工した地元のカラマツ材の皮をチェーンソーなどではぎ、防腐剤を塗った。その後、水路に長さ6メートル、幅1・2メートルの橋を架けた。遊歩道入り口の傾斜にはクリ材で階段も作った。市の地域づくり活動支援金約17万円を受けており、製材費などに充てた。
「トンボの楽園」では草刈りをし、付近の山の斜面にヤマモミジ約30本を植えた。
中山智会長(75)は「ハッチョウトンボの出る自然環境を子孫に伝えていきたい。憩いの場にしたい」。橋を渡す作業をした筒井弘事務局長(70)は「早春にザゼンソウが咲く。皆が楽しめればいい」と話していた。
(提供:信濃毎日新聞)





















