富士見町境のJR信濃境駅の開設80周年を記念する祝賀会が2日、同駅近くの町老人福祉センター「清泉荘」で開かれた。同駅が開設された経緯を振り返る演劇「開駅秘聞 南瓜(かぼちゃ)物語」を住民有志が披露し、集まった約300人が楽しんだ。
この劇の台本は、武藤盈(みつる)さん(94)=境=が開駅30周年に合わせて書いた。今回はそれ以来、50年ぶりの再演となった。地元の児童2人を含む住民有志10人余が、1928(昭和3)年の開設の経緯を伝えようと10月中旬から練習を重ねてきた。
着物姿で登場した住民たちは、新駅開設をめぐる議会の様子や、地元産のカボチャを持って上京し、同町出身の小川平吉鉄道相に陳情する場面を演じた。大臣が登場する場面では「よっ、大臣。いいよー」と声援が飛んだ。
大臣の秘書役を演じた帝京大三高校(山梨県北杜市)2年の平出弘幸君(17)=境=は「当初、駅開設の経緯は知らなかった。恥ずかしかったけれど楽しくできた」と笑顔を見せた。
住民有志でつくる実行委員会が主催。会場には昭和30年代の境地区のモノクロ写真も展示され、劇にちなんでカボチャ料理が振る舞われた。
(提供:信濃毎日新聞)




















