伊那市を拠点として、森づくりに携わる人材の育成に取り組む6グループの代表者ら10人が、NPO法人「伊那谷森と人を結ぶ協議会」を設立した。各グループの特色を生かしながら、市民が森林に親しむイベントなどを開催していく。理事長に就いた稲辺謙次郎さん(64)=伊那市高遠町=が20日、市役所に小坂樫男市長を訪ねてNPOの設立を報告した。
この6グループは、高遠森林(もり)クラブ、森だくさんの会、森の座、上伊那林業士会、島崎山林塾、KOA森林塾。市内にはほかにも森林関連のグループがあることから、参加を呼び掛けていく方針だ。
高遠森林クラブ代表の稲辺さんによると、森に手を入れようという機運が高まっていることを背景に、市内にはこの10年ほどで森林関連のグループが増えてきた。それぞれが特色ある取り組みを続けている。各グループが森林に親しむイベントなどを開く際には講師が足りないこともあり、グループ間で派遣し合うなどの協力関係も築いてきた。
こうした経験から、連携の軸となるNPOを設立する話が持ち上がり、検討を進めてきた。稲辺理事長は「子ども向けの催しに強い、技術力が高い、理論的な面に優れている-など、各グループには特色があり互いに認め合っている。その特色を生かしながら連携していきたい」と話す。
市内のますみケ丘平地林を拠点に来年度から、市民が森林整備を体験できる通年のプログラムを整えていく考えだ。報告を受けた小坂市長は「市としても協力する。活躍に期待したい」と話した。
(提供:信濃毎日新聞)




















