県内の里でも紅葉が始まった10月下旬になっても、北アルプスは雪がほとんどない状態が続いている。移動性高気圧に覆われて暖かい日が続き、雪が降ってもすぐ解けてしまうためだ。山小屋関係者も「例年に比べて暖かい」とちょっぴり驚いている。
北アルプス北部で山小屋を経営する白馬館(北安曇郡白馬村)によると、白馬岳(2、932メートル)や五竜岳(2、814メートル)一帯では、9月26日夜から27日朝に雪が降ったが、3日ほどで解けた。その後は本格的な降雪がなく、朝方に霜柱ができることが何度かあった程度。里から眺める白馬三山にも、雪はほとんど見えない。
槍ケ岳(3、180メートル)直下の槍ケ岳山荘によると、この5日間は快晴続き。山荘周辺では14日に雪が10センチほど積もったが、やはりほとんど解けた。標高約2300メートルの涸沢ヒュッテも「市街地と同じで日中はぽかぽか陽気」。
長野地方気象台によると、県内は高気圧に覆われて寒気が南下しにくい状態が続き、10月は平地の気温も平年より高めで推移。来月上旬までは暖かい見込みといい、真っ白な山容を楽しめるのは少し先になりそうだ。
(提供:信濃毎日新聞)




















