松本市四賀地区の保養施設「松茸山荘」は、年明けから中止していたマツタケ料理の提供を再開した。売り上げの柱だが、昨季は県内各地と同様にマツタケ不作の影響を受け、大きく落ち込んだ。運営する同市の第3セクター「四賀むらづくり株式会社」(金井保志社長)は収入増に期待する一方、まだ十分な量が確保できていない-と気をもんでいる。
昨季、マツタケ入荷量が約20キロと例年の2割どまりだった同山荘は、通年でマツタケ料理を出すために冷凍する量を確保できず、提供を取りやめた。13期(2007年7月-08年6月)の売り上げは2億2300万円で、前期を3400万円下回る大幅減となった。
松茸山荘は今季の収穫を待ち、9月中旬からマツタケ料理をメニューに並べ始めた。6日、友人と3人でコース料理を味わった名古屋市の主婦、野口純子さん(66)は「1年前に近くを通り、アカマツが多いから地元産があると思っていた。本物のマツタケに出合えました」と満足そうに話していた。
同山荘は四賀地区周辺の山林一帯で採れる地場産マツタケにこだわり、輸入などは考えていないとする。しかし、今のところ1日当たりの入荷は、昨年よりは多いものの例年の2割程度。冷凍保存するだけの量は確保できておらず、通年で提供できない可能性もある。収穫の最盛期を10日前後とみる金井社長は、「地元のマツタケを食べに訪れるお客のためにも、収穫が増えることを切実に期待している」と話している。
(提供:信濃毎日新聞)





















