西武ホールディングス傘下のプリンスホテル(東京)は19日、北佐久郡軽井沢町千ケ滝にある「軽井沢スケートセンター」を来年3月末で閉鎖すると正式発表した。一帯での再開発を検討しているが、事業内容は未定。同センターは1956(昭和31)年にオープンし、今年1月の長野かがやき国体アイスホッケー競技会場となるなど、県内外のスケート愛好者に親しまれていた。
同センターは97年、国際大会も開かれた屋外リンクを閉鎖。現在は通年で氷上利用ができる屋内リンクと、遊技用の小規模な屋外リンクを備えている。同センターに隣接する77年開業の千ケ滝温泉ホテルの営業も来年3月末に終える。プリンスホテルは、同センター、同温泉ホテルとも「施設の老朽化」を閉鎖決定の理由に挙げているが、利用も伸び悩んでいたという。
閉鎖後について、同社広報担当者は「施設や土地の売却は考えていない。お客さまに満足してもらえる事業を展開したい」としている。従業員は周辺の同社系施設などで雇用する予定だ。スケートセンター敷地内にある日帰り入浴施設「千ケ滝温泉」の営業は継続する。
軽井沢町の佐藤雅義町長は「老朽化したホテルの閉鎖はやむを得ないが、アイスホッケー競技の発展のためにも、屋内リンクは継続するよう求めていきたい」としている。県アイスホッケー連盟の中村慎理事長は「閉鎖決定に言葉を失っている。特に長野市の子どもたちの夏季練習場が失われるだけでなく、国体やインターハイの県内開催にも大きく影響する。リンク確保の運動をどう展開していくか考えたい」と話した。
センターの閉鎖方針は5月に同社役員が記者会見で明らかにしていた。同社はこの日、日光プリンスホテル(栃木県)の営業も11月24日で終了すると発表した。
(提供:信濃毎日新聞)





















