諏訪郡富士見町の町アツモリソウ再生会議は、保護活動に関心を高めてもらう狙いで、町内にわずかに自生し珍重される「釜無(かまなし)ホテイアツモリソウ」のロゴマークを作った。マークのピンバッジも完成。自生地の入笠山で植栽などに携わるボランティアらに配るほか、盗掘防止の監視員用にマーク入りの帽子やベストも作る予定だ。
アツモリソウは種の保存法で特定国内希少野生動植物種に指定。同町のアツモリソウは花の紫色が濃いなどの特徴があるが、環境変化などで激減し、今年町内で確認されたのは10株だけ。同会議は野生株の人工授粉や栽培株の増殖などに取り組んでいる。
ロゴマークのデザインは、日本装飾美術学校(富士見町)講師の綱島美絵さん(31)=松本市=に依頼。花の部分には眠っている赤ちゃんのような顔が描かれている。綱島さんは「『欲しい』という思いだけで採ってはいけない、大事に見守らなくては-という気持ちを込めた」と話す。
デザイン料や委託製造費は計17万円余。本年度採択された環境省の生物多様性保全推進支援事業の補助金で賄う。中山洋会長(69)は「より多くの町民の理解と協力をいただけるようマークやバッジを活用したい」と話している。
(提供:信濃毎日新聞)




















