このページの先頭です
信州生活をもっと楽しく!長野県のイベント情報や話題が満載のサイト! 信州Liveon(ライブオン)とは?ライブオン情報室パートナーblogのご案内


トピックス

HOME > トピックス一覧 > トピックス詳細


メールでページを紹介 印刷 戻る

event 最後の「山室静佐久文化賞」、23日に贈呈式

(2008年9月23日)
佐久市立中央図書館2階に設置された「佐久文化賞受賞者」作品書架

佐久市立中央図書館2階に設置された「佐久文化賞受賞者」作品書架

 佐久地方の地道な文芸活動を発掘してきた「山室静佐久文化賞」(佐久文化会議主催)は23日、最後となる第25回贈呈式を佐久市内で開く。1982年の創設以来、68の個人・団体を表彰してきたが、作品の推薦が減り、運営してきた会員も高齢化。佐久の文化振興に貢献した一方、次世代に引き継げなかった苦い思いも感じながら幕を閉じる。

 最後の受賞者は、同会議運営に貢献した佐久市岩村田の医師金沢俊之さん(90)と、小諸義塾の会(田中良則会長)。同会は明治時代に小諸市で開講した義塾を研究し、会報にまとめている。

 同会議事務局によると、同文化賞は創設者で文芸評論家の山室静さん(1906-2000年)の意向が強く反映されていた。対象は「地道な活動」が重視され、表彰後も受賞者の活動に制約を与えないよう特につながりは求めなかった。

 第14回の受賞者、松島松翠・佐久総合病院名誉院長(80)は「受賞者には励みになったが、佐久文化賞は一般に余り知られていない」と指摘。受賞作品を読んでもらえる工夫があれば広がりが違ったとする。第16回に受賞した小諸市民大学の運営委員長、渡辺時夫・清泉女学院大教授(71)は閉幕を惜しむ一方、作品の推薦が集まらなくなった状況に「基準や締め切りが分からなかった。文化団体や地区別に依頼し、網を掛ければよかったかもしれない」と話した。

 同会議の荒井武美事務局長(76)=佐久市野沢=は「活動を十分に広げられなかった。次を担う若い人が出てきてほしかった」と残念がる。ただ「佐久文化賞が佐久の文化の一時期に足跡を残したのは確かだ」と自負している。

 同会議は今春、受賞者の著作など約170冊と書架を市立中央図書館に寄贈。前回の記念誌発行後の21-25回の受賞記録や会員の寄稿を冊子にまとめる予定だ。

(提供:信濃毎日新聞)

9月23日 のトピックス 最新一覧へ



access