松本市の松本城公園内にある市立博物館の移転、新築について検討する「市基幹博物館基本計画策定委員会」(委員長・佐藤博康松本大教授)は21日、第6回の会合を同博物館で開き、基本計画案をまとめた。新博物館の建設場所は、松本駅や松本城からアクセスがよく、中心市街地の活性化に貢献できる場所がふさわしい-などととした。
基本計画案は、博物館を「松本学」の研究拠点とする-とした昨年度の基本構想よりも、機能や展示内容などを具体的に記述した。常設展示として、観光客に観光スポットや行事などを知らせる「ビジターセンター展示」のほか、通史展示や民俗展示を設ける。さらに企画展示や、市民が研究成果を発表する市民ギャラリーを設置する。
この日の会合では、委員から「現在の市の厳しい財政状況では、この計画通りに新博物館を建てられないのではないか」との質問が出た。高山潔・教育部長は「どこに建て、規模をどうするかはこれから検討する。この秋から庁内で本腰を入れていきたい」とした。
同委員会は10月中に、菅谷昭市長に基本計画の提言書を提出する。
1968(昭和43)年に建設された現在の博物館は老朽化が進んでいるほか、収蔵品が増えて手狭になり、市民からの寄贈の申し出に対応できなくなっている。地域の文化や歴史を学ぶ市民ニーズも高まっていることから、市は新しい博物館の建設を検討している。
(提供:信濃毎日新聞)




















