諏訪市のシンボル高島城周辺で20、21日、「お諏訪祭り」が開かれた。高島城の魅力を再発見しようと、市民有志らでつくる実行委員会が主催。天守閣のライトアップや小学生の落語、市内に伝わる古い笛の演奏など多彩な催しがあり、時折雨が降りしきる中、大勢の人が訪れた。
ライトアップは20日午後6時半から点灯式。60基の舞台用照明で天守閣や堀を照らし、2分ほどの間隔で赤や青など計11色に変わる演出が、訪れた人たちを魅了した。3脚を構えて撮影する人もおり、同市小和田南の藤森淳子さんは「いい写真が撮れたら、パソコンの壁紙にしたい」。堀に架かる冠木(かぶき)橋や周辺の街頭には、子どもたちが段ボールや割りばしを再利用して作った灯籠(とうろう)約250個も並んだ。
高島公園内の特設ステージでは20日、同市城南小学校6年3部の5人が落語を発表した。総合学習の時間に、市内のアマチュア落語家小平晴勇(はるお)さん(58)から指導を受けており、5人は小話を披露したほか、「大喜利」にも挑戦。学校を題材にした駄じゃれの題では「今日の掃除はげた箱掃除。落ちていたのは『げ、タバコ』」と会場を笑わせていた。「城南亭緑水」こと南百瀬(なもせ)友さん(11)は「すごい緊張したけど、人が笑ってくれると自分も楽しくなる」。
同日夜には、同市の貞松院が所有する笛「一節切銘乃可勢(ひとよぎりめいのかぜ)」を基に江戸時代に作られた「秋声」を尺八奏者の藤原道山さんが演奏。雨脚の強まる様子を見て即興で作った曲など5曲を澄んだ音色で聞かせた。このほか岡谷太鼓保存会、翌21日夜は、諏訪八剣(やつるぎ)太鼓保存会などによる力強い演奏もあった。
市内の5つの酒蔵による利き酒コーナーもあり、シカ肉料理のおつまみの付いた「飲み比べセット」も提供。出張で訪れた都内の男性会社員は「シカ肉は珍しいし、地元特産のお酒が何種類も飲めていいね」と喜んでいた。
(提供:信濃毎日新聞)




















