人間の感性を産業や街づくりに生かす研究をしている県感性産業研究会(上田市常田)は9月から11月にかけて、上田市内で、ものづくりを通して観察力や表現力を磨くことを狙いにした「感性造形ワークショップ」を初めて開く。小学生から社会人までを対象に、三つのワークショップを用意。対話の中から相手の考えていることを読み取り、自分の考えを表現する力をつけてもらう。
同研究会は信大繊維学部創造工学系感性工学課程の教員、学生や、県内企業などで構成している。
小学生向けのワークショップは、上田市国分の神川小学校5年生を対象に開く。小諸市在住のデザイナーを講師に、羊毛、絹、綿を染色して石に巻き付け、好きなデザインの置物を作る。講師と作りたいデザインを話し合う中で、自分の考えを明確にしていく経験をしてもらう。
高校生以上を対象にしたワークショップの一つは、ダイレクトメールのデザインから、作者がどんなメッセージを込めたのかを討論。最後に自分で作る版画のデザインの参考にする。もう一つのワークショップは店先に飾る「のれん」がテーマ。上田市の中心市街地に溶け込むデザインを話し合い、のれんで街を彩ることを考える。
企画の中心になっている信大繊維学部の上条正義准教授(44)は「表現力や観察力は、対話式のものづくりに欠かせない。感性を生かした産業を担っていく人材を育てたい」と話し、来年以降も続けていきたいと考えている。
小学生以外の二つのワークショップの参加者を募っている。各ワークショップとも4回ずつあり、参加無料。問い合わせは感性産業研究会事務局(電話0268・21・5521)へ。
(提供:信濃毎日新聞)




















