フリーのポール・ロジャースとフレディ・マーキュリー亡き後のクイーンの組み合わせは“水と油”と言われましたが、双方ロックという強い絆で結ばれていました。
生前のフレディはポールを尊敬しており、ロンドンでフリーのライブがあると、どこへでも見に出かけたといいます。また最もクイーンに影響を与えたアルバムとして「ファイアー・アンド・ウォーター」を挙げています。
1970年にリリースされた全英2位シングル「オール・ライト・ナウ」に続いて発表された本アルバムは、ロック史上に残る名盤のひとつと言われています。
ボーカルのポール、ドラムスのサイモン・カーク、ギターのポール・コゾフ、ベースのアンディ・フレイザーは当時、いずれも20歳前後。この若さでこれだけのブルースを演奏できたということは、まさに天才の集まりだったのでしょう。
71年に来日、サンケイ・ホールで体験した伝説的なライブの衝撃は、今も忘れられません。
(ユニバーサル・2800円)=北澤孝・筆

















