塩尻市の塩尻志学館高校は11月、ワイン製造大手のメルシャン(東京)と技術指導に関する協定に調印する。「第一線の技術者に学んで一流の人材を育成したい」とする市ブランド推進室の仲介で、全国的にも珍しいワインメーカーと高校との産学連携が実現した。第1回の特別講義は年内にも行われる予定だ。
同社勝沼ワイナリー(山梨県甲州市)の鷹野永一品質管理課長が年3、4回、同校を訪問。総合学科食品科学系列でブドウ栽培とワイン醸造の授業を選択した生徒に対し、実習を交えて指導する。
同社が塩尻市内にブドウ園を持つことや、同校が2002年から続けるフランスでのワイン研修の際、同社所有のシャトーに滞在する縁で、学校側が協力を申し込んだ。鷹野課長は今年3月まで2年間、同シャトーの駐在員だった。
同校のワインは、県産農産物のブランド化を進める「県原産地呼称管理制度」の認定品に06年から選ばれているほか、8月の「国産ワインコンクール」(日本ワイナリー協会などの実行委員会主催)で銅賞を得た。同社もこうした実績を評価。協定締結に応じた。勝沼ワイナリーの斎藤浩ゼネラル・マネジャーは「高校との産学連携協定は全国でも聞いたことがない」と話す。
市の赤羽誠治ブランド推進室長は「国際的に活躍できる人材を育てることが、塩尻ブランドの強化にもつながる」と話し、市が補助する仏研修の継続と合わせて地元醸造技術の向上に期待をかける。
(提供:信濃毎日新聞)





















