佐久地方の秋の味覚、小ブナの出荷が5日、佐久市三塚の佐久浅間農協さく南部営農センターで始まった。夜明け前から職員が生きたまま袋詰めし、市内外のスーパー店頭へ。1キロ1700円前後で並び、家庭で甘露煮を楽しむ主婦らがさっそく買い求めた。
小ブナは同市野沢、桜井などの農家約100戸が養殖し、体長4-7センチ。未明から木箱で次々と運ばれ、午前3時から農協職員約30人が作業に追われた。金色を帯びピチピチと音を立て勢いよく跳ねる小ブナを手際良く網ですくい、計量して水と酸素を入れ袋詰めにした。この日は約2100キロを出荷した。
親ブナが産卵する5月下旬から6月にかけ水温が低かったため全体量は少なめだが、大きさは例年並み。養殖農家の減少もあって年々出荷は減り気味で、9月中旬まで約13トンを予定している。
同市中込のスーパーでは午前9時半の開店時に150袋を並べたが、昼ごろには売り切れた。開店と同時に購入した同市新子田の桜井吟子さん(72)は「毎年楽しみにしている。甘露煮にすると、ちょっと苦いけれどおいしい」と笑顔で話した。
(提供:信濃毎日新聞)




















