1970年代に一世を風靡した、スーパーアイドルデュオ、ピンク・レディーのケイこと増田惠子。ソロとして、約19年ぶりのアルバムとなる本作は、書き下ろしの新曲はもちろん、ピンク・レディー時代のヒット曲のセルフカバーや、昭和のヒット曲までもがカバーされた、とてもぜいたくな仕上がりになっています。
「もいちど遊びましょNow&Then」というタイトル通り、昔を懐かしみながら、今を楽しく過ごしている様子が感じられる内容で、まるで、彼女の「生きざま」を見せつけられているようです。
彼女の魅力と言えば、マイナー調の曲がよく似合う、低音でウエットな歌声。その魅力を最大限に生かした楽曲が、しっかりとチョイスされ、以前よりも、深みとすごみが増した歌声に、いつしか酔いしれてしまいます。
臨場感たっぷりなジャズやボサノバ風味のアレンジが施され、午後のティータイムによく似合う、大人のムードたっぷりな癒やしの1枚です。
(キング・2800円)=菊地利彦・筆


















