木曽11宿の1つ、木曽郡大桑村須原に伝わる伝統の踊り「須原ばねそ」(村無形文化財)の普及に役立てようと、保存会と村公民館須原分館が、「すはらばねそ」のロゴを入れた法被360着を新調した。「ばねそ」は「跳ね踊る衆」の意味。9月の大桑小学校運動会で披露する踊りで、全校児童や一般参加者に着てもらい、一体感を高めたいとしている。
法被は大人用の大、子ども用の中、小を用意。青地の法被の前に「中仙道」「須原宿」、背中に「すはらばねそ」と入れた。保存会で使っている着物と同様のデザイン。財団法人自治総合センターの宝くじ助成の対象となり、210万円で作った。販売せず、イベント時などに貸し出す。
上田恒美会長(66)は「小学校で毎年須原ばねそを教えているが、着物に着替える余裕がなく、皆、運動着で踊っている。地域の盆踊りも会員以外は普通の服装なので、着やすい法被で雰囲気を盛り上げたいと考え付いた」という。保存会には子ども用の着物もあったが、最近の子どもの体格がよくなり、合わなくなってきていたという。
保存会員は40代もいるが、主力は60歳前後。踊る人のすそ野を広げる狙いもあり、上田会長は「先輩から引き継いだ踊りを、工夫して続けていきたい」話している。
(提供:信濃毎日新聞)




















