阿南町社会福祉協議会は、名古屋市内の福祉施設や地区社協が開くイベント会場などに職員を出しては町内の農家などから集まった野菜を販売している。農家がやりがいを感じ、生涯現役で農業に取り組む後押しになるよう期待している。余った野菜の有効活用にもなることから、農家にも好評という。
町社協は3年前から、名古屋市内での催しに参加する際、職員が栽培した野菜を持参して販売している。購入した人に喜ばれていることから、農産物直売所などに出荷している農家にも野菜の提供を呼び掛けるようになった。
農家からの集荷時期は5-11月。町社協職員が催しに出掛ける前日に行っている。当初、野菜を出してくれる農家は4、5人だったが、今では毎回15人ほどに増えている。5、6月の名古屋行きは月1回程度だったが、7月はイベントが多く、毎週のように野菜を集めては出掛けた。
集荷場所の一つ、富草の農産物直売所「化石の里」には7月下旬、ピーマンやトマト、スイカ、丸ナスといった野菜やホオズキなどが次々と持ち込まれた。
キュウリを出した男性(68)は「今年は豊作で家では食べきれない。捨ててしまうのももったいないから、社協が販売してきてくれるのはありがたい」と話していた。
町社協の木下裕之地域福祉課長は「地域の経済を支える手伝いも社協の仕事。喜んでもらえると思うと、励みになってやりがいが増す」と張り切っている。
(提供:信濃毎日新聞)





















