佐久市子ども未来館(同市岩村田)は西洋からくり人形「オートマタ」や、機構模型を展示した企画展「からくりのひみつ」を31日まで開いている。歯車やクランク、シャフトなど動力部分が見えるのが特徴で、実際に動かしながら親子で興味深く学べる内容になっている。
英国の作家ポール・スプーナーさんの作品を中心に約20点を展示。2匹のヤギがパイプオルガンを弾く木製の人形は、1匹がオルガンの上に乗って鍵盤をたたき、1匹は座って足でペダルを踏んで、実際に音が出る。本来は手回しで遊ぶが、展示ではハンドルにベルトを巻いてモーターにつなぎ、ボタンを押すと動かせるようにしてある。
奇術師に見立てた動物がテーブルの上で箱を上げ下げするたびに虫が現れたり、ミイラに変わったりする手品など意表を突く作品も。10-20個が組み合わされた歯車やシャフトなどが見えるため、回転運動が直線運動に変わり、動力が伝わる様子を観察できる。会場には回転運動を四角の運動に変える木製模型なども置いてあり、触って遊べる。歯車10個を「6」の形に並べて連動させたものも展示してある。
6日に訪れた同市中込の荻原玲君(3)は「こっちも動くかな」と興味深そうに次々と作品を見て回った。祖母の昭子さん(58)は「よくできていて、びっくりします」と話していた。同館は「機械のメカニズムは内蔵され、見えないことが多い。ものづくりが見直されており、展示を見て仕組みを学ぶきっかけにしてほしい」としている。
展示説明によると、からくり人形作りは日本やフランス、スイスで18世紀に最盛期を迎え、茶運び人形など名作を生んだが、現在は英国が主になっている。
(提供:信濃毎日新聞)




















