富士見町図書館は3日、戦争中の疎開先で亡くなった少女を描いた映画「ムッちゃんの詩(うた)」の上映会を開いた。少女とともに疎開していた女性の手記に基づく約2時間の映画を10人ほどが鑑賞、平和の大切さを考えた。
図書館は終戦記念日が近づく毎年この時期に、戦争に関連する映画の上映会や戦争体験者の講演会を開いている。
映画は、出征や空襲で父母と弟を失った12歳の「ムッちゃん」が主人公。親類を頼って横浜から大分に疎開したが、肺結核にかかり、防空壕(ごう)で隔離生活を送った。朝鮮半島出身者のキムさんから畑で盗んだトマトをもらったり、親類に衣服や食事の世話をされたりした少女が戦争直後に亡くなるまでを描いている。
同町落合の70代主婦は「同じ状況で(映画のキムさんのように)盗みをしてまで自分は誰かを助けることができるだろうかと、考えさせられた」と話していた。
(提供:信濃毎日新聞)




















