新潟県柏崎市から高山村に移り住んだ平本怜(さとし)さん(62)、真知子さん(58)夫妻が1日から、同村と山ノ内町の境にある「笠岳峠の茶屋」(標高1、920メートル)の営業を始める。飲食店経営や大工仕事をこなしてきた経験を生かし、第二の人生を「あこがれの長野の山で過ごしたい」と、休業中だった茶屋を買い取り準備してきた。
山歩きが趣味の夫妻は昨年夏、茶屋近くの笠岳(2、076メートル)に登った。その際、体調を崩していた当時の経営者が、譲渡先を募る看板を掲げていたのを目にした。「自然豊かな場所で暮らしたい」との真知子さんの後押しもあり、今年4月に取得した。
6月半ばに村内に移住。築数10年が経過し、ほころびが出始めていた茶屋の改装に自力で取り組んだ。抜け落ちた床や台所を直したり、内壁のペンキを塗り替えたり。当初予定していた7月初旬の営業はずれ込んだが、「村民の応援に支えられ」開店にこぎ着けた。
茶屋では、怜さんがキノコやタケノコを入れた郷土食「ひんのべ」や、ラーメンを提供。2人で喫茶店を経営した経験もあり、真知子さんがコーヒーを出す。柏崎市からまきストーブも持ち込んでおり、「気軽に立ち寄ってリラックスしてもらえるような環境にしたい」と真知子さん。
怜さんは「経営的には厳しいと思うが、夏も涼しく静かな雰囲気のこの場所で、訪れた人たちとの触れ合いを楽しみたい」と話していた。
コーヒー以外の食事は8月3日から提供。営業は茶屋前の県道が閉鎖する11月まで。
(提供:信濃毎日新聞)





















