佐久市と立科町にまたがる「茂(も)田(た)井(い)間(あい)の宿」の景観を保全しようと、両市町住民は20日、信大工学部建築学科(長野市)の土本俊和教授と学生を招き、意見交換した。来年3月まで信大側が調査を続け、報告会を開く予定だ。
佐久市が昨年秋に開いた都市計画に関する地区懇談会で、歴史的建造物が多く残る茂田井地区の景観を守ろうと声が上がり、佐久市が信大に調査を依頼。両市町でつくる茂田井運営協議会が一緒に取り組むことになった。
この日は地区公民館で調査説明会があり、信大側と住民計約20人が参加。学生5人が6日の現地視察を基に、しっくいの民家や石垣、水路などを挙げ「近代的な建造物が周りになく、町に統一感がある」「観光客のため、休憩所を設けたらどうか」などと指摘した。土本教授は「建造物だけでなく、人の営みや歴史などソフト面も調べたい」と述べた。
住民側は調査に生かしてもらおうと、江戸時代の古文書を持ち寄り披露した。同協議会長の農業小平和一さん(73)=立科町茂田井=は「調査結果を踏まえ、文化財を保護していきたい」と話した。
(提供:信濃毎日新聞)





















