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topics 木曽義仲の位牌初調査 大桑の定勝寺

(2008年7月16日)
1590年代のものと推定された木曽義仲の位牌(左)と木曽義昌の位牌

1590年代のものと推定された木曽義仲の位牌(左)と木曽義昌の位牌

 日本木地師学会の楯英雄会長(72)=塩尻市=は15日、大桑村須原の定勝寺で、寺にある平安時代の武将、木曽義仲の位牌(いはい)調査について発表、位牌が戦国時代末期の1590年代に作られた可能性があるとした。1387-88年に木曽氏11代の親豊(ちかとよ)が祖先をとむらうため開いたとされる同寺の位牌調査は、今回が初めてという。

 同寺は最初の建物が水害に遭い、2度目の水害後の1598(慶長3)年に現在地に移った。火災に遭っておらず、木曽氏が寄進した宝物なども数多く保有している。

 義仲の位牌は高さ約63センチ。楯会長が愛甲昇寛・愛知県史編さん委員に調査を依頼し、台座は室町時代後期、他の部分は戦国時代末期の特徴を示していることがわかった。調査の過程で、木曽氏19代の義昌の位牌を確認。文字や様式が共通していたことから、2つの位牌は義昌が没した1595年から間もなく、寺の再建に合わせて作ったものと推定した。

 楯会長は、越後の戦国大名上杉景勝に仕えた直江兼続が、義仲を養育した中原兼遠の子孫である点に着目。兼続は義昌の没年前後に木曽谷を何度も通っているとみられ、「兼続がこれらの位牌を前にしたことは十分考えられる。来年のNHK大河ドラマ『天地人』の主人公であり、ゆかりの地としてアピールしても良いのではないか」と話している。

 同寺の前住職、松葉文弘さん(80)は「位牌の価値を確認してもらい、ありがたかった。地域の歴史に目を向けるきっかけになってほしい」と話している。

(提供:信濃毎日新聞)

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