上田市でフリースクールを運営するNPO法人「侍学園スクオーラ・今人(いまじん)」は、就労を目指す若者の無料相談所「若者サポートステーション・シナノ」を中心商店街の原町通りに開設した。コミュニケーションがうまく取れず、閉じこもりがちな人たちに足を運んでもらい、職業体験先を紹介するなど支援する。22日には相談者が自分に合った職業や進路を探すセミナーを開き、活動を本格化させる。
対象はおおむね15-35歳で、就業しておらず、学校などにも通っていない人と、その保護者。侍学園職員でそうした若者らの相談に乗ってきた山本大輔さん(25)が常駐する。山本さんは「とにかく家から出て誰かと話すことが大切。最初は5分間でもいいから話をしに来てほしい」と呼び掛ける。
侍学園理事長で県教育委員の長岡秀貴さん(35)は、社会に出られない人の中には、発達障害やうつ病に近い状態なのに、本人や家族が気付かず無理をし、閉じこもるケースも多い-と説明。治療が必要な人には医療機関の受診を促し、状態の改善をみながら継続的に相談に乗るという。
学校生活の経験が不足している人には侍学園での生活を勧め、希望する仕事の分野が見つかれば、企業の協力を得て小売店など職業体験先を紹介する。山本さんは「10年後に笑って働いていることが目標」と話す。
厚生労働省の就労支援事業で、侍学園が受託した。同様の相談所は2006年度に塩尻市、今年7月に長野市に開設されている。若者サポートステーション・シナノ(電話0268・75・2383)の受け付けは、水、日曜日を除く午前11時-午後5時。
(提供:信濃毎日新聞)





















