東御市常田の丸山晩霞記念館で、晩霞(1867-1942年、同市祢津出身)の遺族が寄贈し、専門家が修復した初公開の素描画約40点を集めた「風景素描展」が、8月3日まで開かれている。
地元祢津の山村を描いた作品のほか、人々でにぎわう善光寺、群馬県鹿沢温泉、山梨県笛吹川上流など、晩霞がスケッチ旅行で訪れた先の素朴な風景が、鉛筆や淡い水彩で丁寧に描かれている。
展示品の多くが、晩霞が若かった1800年代終わりごろの作品。かやぶき屋根の農家や水車小屋、川に架かる木橋、和服姿でだんらんする女性や子どもたちなどの描写から、当時の暮らしぶりも伝わってくる。
学芸員の佐藤聡史さん(46)は「晩霞というと晩年に描かれたびょうぶや掛け軸を思い浮かべる人が多いが、若かりし晩霞の、鉛筆による緻密(ちみつ)な表現力を垣間見ることができる」と話す。
一般200円。市内の小中学生は無料で鑑賞できる。
(提供:信濃毎日新聞)





















