『甘酸っぱさが重宝』
うちの家族は「包んで食べる」のが大好き。はしやスプーン、フォークを使わず手づかみで、のり、葉っぱ、トルティーヤ、生春巻きの皮に、いろんなものをのっけてクルクルと巻いて食べます。
手で食べると、いつにも増して豪快に、大きな口を開けてガブッと食べられる。とくに子供は、手で食べたほうが食事に集中するようにもみえます。うまくコントロールできて食べやすいのか、遊び感覚で好きなものをのっけて食べることがおもしろいのか。楽しいご飯の時間につながっているのは間違いないようです。
長野の実家では、人が集まるときの定番献立のひとつに手巻きずしがあります。刺し身はもちろん、卵焼きや納豆、漬物も一緒に盛りつけます。そして白髪ネギ、シソ、ミョウガ、エシャレットなどの薬味も合わせて、どっさりと刻んで添えます。薬味があると、魚がさっぱりいただけますし、後味がいいから、何度も巻いては食べてしまうのです。
わたしも母にならって、よく手巻きずしをします。小さな子供たちが集まるようなときには、いためソーセージやハムが具材に加わります。
夏のバーベキューのときにも手巻きご飯をします。お肉をジュージュー焼くそばで、葉っぱやのりに少しだけすし飯をのせて、薬味野菜や刻みキュウリ、ニンジンを添え、肉が焼き上がるのを待ちます。焼きたてのお肉をのせて、くるりと巻いてガブリ。肉汁がジュワッと野菜やご飯にしみて、おいしいのです。ビールやお酒を飲んでいる方は、ご飯抜きで包んで食べればおつまみに。
手巻きずしと焼き肉をミックスした献立は、お客さんにも好評です。その献立に合わせ、最近欠かさず作るのが玉ネギのマリネ。生の薬味野菜はちょっと苦手という方にも、甘酸っぱい味をつけてサラダのように仕上げた野菜なら、焼き肉にもご飯にもとても合います。
外でのバーベキューのときには生野菜が不足しがちなので、マリネしたものをクーラーボックスに入れて冷やして持っていってもいいですね。うちでは少し多めに作っておき、常備菜にもなっています。パンに挟んでサンドイッチにしたり、焼き魚の付け合わせにしたりして重宝しています。
(提供:信濃毎日新聞)




















