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life 遊具の3割を撤去 須坂市が公園事故受け「安全優先」

(2008年6月20日)
滑り台や鉄棒などを撤去し、ブランコと砂場だけになった田の神公園=須坂市日野

滑り台や鉄棒などを撤去し、ブランコと砂場だけになった田の神公園=須坂市日野

 須坂市は昨年10月から今年5月にかけて、市内の公園にあった約200基の遊具のうち69基を撤去した。市内で昨年6月、ブランコの老朽化が原因で男児がけがをした事故を受け、安全を優先した措置だが、遊具全体の3割余が消えたため、市議や市民から新たな設置を急ぐよう求める声も出ている。

 市は、市内の事故のほか、全国的に遊具による子どもの重大事故が相次いだことから、昨年10-12月と今年3月に専門技術者らによる点検を実施。市管理の52公園のうち32カ所の98基の遊具で、老朽化や利用する空間が狭いなど改善が必要と分かった。一部は修理して使用を継続。撤去した69基のうち、50基は今年4、5月に一気に取り除いた。

 同市日野の公園は滑り台や鉄棒、雲梯(うんてい)がなくなり、ブランコと砂場が残るだけ。近くの女性(36)は「4歳の子どもが喜んで遊んでいたので困る。丁寧に説明してほしかった」と戸惑い気味。開会中の市議会でも一般質問や経済建設委員会で、複数の議員が遊具の早期設置を要望した。

 これに対し、市は利用頻度が高い市街地の7公園に、滑り台を1基ずつ設ける費用計150万円を盛った一般会計補正予算案を今定例会に提出。「69基すべてを新設すると約4400万円」に上るとし、今後段階的に整える方針だ。

 遊具メーカーの業界団体「日本公園施設業協会」(東京)が耐用年数を明記する方針を踏まえ、市まちづくり課は「設置時期をずらすことで一度に交換、撤去することを避けたい」とも説明する。

 同課の加藤光弘課長は「子どもの安全を考えると遊具の管理者として撤去せざるを得なかった」とし、「今後は住民の声を聞きながら限りある予算の中で優先順位を付け、計画的な設置を進めていきたい」としている。

(提供:信濃毎日新聞)

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