飯田市座光寺の元善光寺は19日、同寺の前(まえ)立(だち)本尊を西陣織で再現した掛け軸「一光三尊阿(あ)弥(み)陀(だ)如来像」の開眼供養をした。市内の呉服販売会社が奉納。同寺の本尊は秘仏で、前立本尊も7年目ごとに開かれる御開帳の時にしか見ることができない。掛け軸は訪れた人が気軽に参拝できるよう本堂に置くという。
この日は、2体ある前立本尊のうち1体を安置する客殿仏間に掛け軸を掛け、本多秀賢住職が経を上げた。西陣織の如来像の出来栄えに、本多住職は「色調、形、大きさとも、ご本尊様とほとんど変わりない。新しい仏様に加わっていただき、お参りもしやすくなる」と喜んでいた。
掛け軸は、奉納した天龍社(松村清見社長)の依頼で、京都市の西陣美術織工房(蔦田文男社長)が制作。縦約1メートル、横約0・5メートルの織物の部分を実際に織る工程は、同市のとみや織物(冨家恒治社長)が担った。髪の毛より細い4000本余の縦糸に2万本の横糸を織り込み、写実的な立体感を表現したという。
(提供:信濃毎日新聞)





















