大人の魅力で、聴く者を酔わせるシンガー・鈴木雅之と、1980年代にアイドルとして一世を風靡し、現在はマルチな活動を続ける、菊池桃子。
デュエットソングの定番曲となった「渋谷で5時」から12年ぶりに、この名コンビが復活を果たしました。本作では、その長いブランクを一切感じさせず、絶妙なコンビネーションで聴かせてくれます。
この曲の魅力は、なんといってもアイドル時代と変わることのない、菊池桃子による永遠のマシュマロ・ボイス。甘~く、とろけるようなささやきで、あっという間にノックアウトされてしまいます。
この歌声は、往年のファンにとって、ほろ苦い青春時代を思い出さずにはいられません。そんな彼女が参加したことにより、大人の女性の中に潜む「初々しさ」がうまく引き出されているような気がします。そして、清純な彼女をしっかりとエスコートする、鈴木雅之の紳士的な立ち居振る舞いは、まさに貫禄たっぷりといったところ。
(エピック・1529円)=菊地利彦・筆

















