安曇野市の観光業者らが、手のひらサイズの「豆本」を新たな土産物にしようと活動を始めた。手軽さを生かし、市内外に安曇野の自然や歴史について情報発信する狙いだ。市民や事業者でつくる「安曇野ブランドデザイン会議」内に「豆文庫プロジェクト」が発足し、7月中旬に第1作の発刊を計画。メンバー5人が2日、同市穂高の旧保健センターで豆本を試作した。
プロジェクトは同会議の観光部会の会員らが設立。「安曇野には、子どもの興味を引き付け、安価で購入しやすい土産物がない」との思いから、手軽な豆本を発案した。観光への効果を期待するとともに、市民が地元の魅力を再認識するのにも役立てる。
観光施設などから販売希望を募集。1万冊以上を確保して、印刷、製本を発注する。販売価格は1冊200円に統一し、売り上げと製本数によって変動する原価の差額が販売者の収益となる。手作業の製本は障害者施設などへの発注も検討している。
プロジェクトメンバーが編集した第1作の題名は「なつかしい安曇野へ」。大きさは縦6・5センチ、横6・2センチで、14ページ。雪が残る常念岳、わき水が流れる川、リンゴ畑など市内の代表的な風景を写真で紹介し、説明する文章を添えた。2作目以降の収録内容は、花の写真や市内の昔話などが候補に挙がっている。
メンバーはこの日、ページを重ねて糸でつづり、表紙の厚紙を付ける製本作業を体験。プロジェクトリーダーの小林磨史さん(53)は「市内企業の営業ツールや学校教育にも使える。編集作業を通じて安曇野の文化を発掘していきたい」と話していた。
豆本の販売の問い合わせは、プロジェクト事務局の市安曇野ブランド推進室(電話0263・77・3111)へ。
(提供:信濃毎日新聞)




















