県生涯学習推進センター(塩尻市)は29日、食育を考える公開講座「地域一体の子育て支援」を同センターで開いた。県内の教職員やPTAを対象に本年度に4回開く「家庭教育講座」の初回で、塩尻市内を中心に約50人が参加。住民グループの事例発表やグループ討論があった。
保育士や栄養士らでつくる駒ケ根市の「こまちゃん食育応援団」は、保育園、幼稚園での活動の様子を再現した。「農業博士」や「料理上手なおばさん」に扮(ふん)し、野菜の名前当てクイズをしたり、朝ご飯を食べる重要性や消化の仕組みを話したりした。宮沢かずゑ団長(70)=駒ケ根市赤穂=は「料理や話術など団員の得意分野を生かしている。子どもたちを通じ、大人の意識も変えていきたい」と話した。
松本市の「子どもが輝く食育ネットワーク松本」(伊藤麻理代表)は、市内の親子らを対象に毎月開いている学習会活動などを紹介。市内の小中学校を訪れ、松本一本ネギや小麦「ユメアサヒ」など地場産品の栽培と調理を通じて食を考える活動をしていることも報告した。
講師の増山均・早稲田大文化構想学部教授は「両グループとも、子どもが理解しやすいよう工夫をこらしている。食育を進めるには地域と学校が連携し、体験と学習をつなげる仕組みをつくることが重要だ」と話していた。
(提供:信濃毎日新聞)




















