諏訪清陵高校(諏訪市清水)スーパーサイエンスハイスクール(SSH)コースをこの春卒業した大学生3人から、同校に植物の標本が届いた。3人は同校在学中に米国アラスカへの研修に参加。今後も続く同研修に役立ててもらおうと、標本は、アラスカに類似種が生える種類を大学の近くなどで探して採取した。同コースの清水久樹教諭(45)は「これを機に卒業生との交流が続けばうれしい」と話している。
標本を贈ったのは、筑波大1年の藤森祥平さんと、ともに北海道大1年の両角友喜さん、岩間翠(みどり)さん。いずれも大学で生物を学んでいる。藤森さんは一昨年のアラスカ研修の際に、現地と霧ケ峰の植生を比較研究したことから、「植物研究に役立つ標本を集めて後輩に送ろう」とほかの2人に呼び掛けた。
3人は4月下旬から休日などを利用し、それぞれが採取した。アラスカ研修時に購入した英語の図鑑を見ながら、現地に生えている植物や類似種を探して北海道・礼文島まで出向いたこともあった。カキネガラシやタチツボスミレなど約20種類を集め、図鑑で調べた学名や採取地を添えて標本として完成させた。
藤森さんは「外来種の広がりを知り、葉の特徴から成育環境を想像するなど、標本にはいろいろな使い道がある。自由に活用してもらいたい」と期待する。
29日の授業で標本を初めて見た同コース3年の小林陽一君は「採取や種の特定には時間がかかったと思うし、貴重な資料でありがたい。後輩たちと活用していきたい」と話していた。
(提供:信濃毎日新聞)





















