波田町は6月、災害情報を受信できる「防災ラジオ」を町内全世帯の約5200世帯に無料で配る。屋外の防災無線でアナウンスしてきたが、緊急時に確実に情報を届けられるようにする。
町総務課によると、現在町内に24カ所ある戸外のスピーカーで防災情報を流しているが、気密性の高い住居が増えたこともあり「よく聞こえない」との指摘があった。
防災ラジオは、町が火災や台風などの際に放送する防災情報を自動受信するほか、AM、FMラジオも聴ける。豪雨災害を機に防災ラジオの販売を始めた岡谷市などの取り組みを参考に準備。有償配布も検討したが、利用者負担があると普及が進みにくい-と判断、「安全、安心を守る観点から無料配布を決めた」(総務課)。県内では岡谷市のほか茅野市などでも導入が準備されているが、購入費の一部を行政が補助する有償配布が多い。県危機管理防災課も「無償配布は聞いたことがない」としている。
本年度当初予算に全世帯分と今後の転入者用計7000台分の購入費4300万円を計上した。6月6日にラジオの引換券を各戸に郵送。同14、15日の2日間、地区の公民館などで現物と引き換える。
防災情報のほか、火、金曜日の午後零時半と午後9時には町内の行事などを知らせる定時放送も流すことにしており、町は「広報手段が増える」と期待を寄せている。
(提供:信濃毎日新聞)





















