下高井郡木島平村上木島で水道設備会社を経営する佐藤人(ひと)英(え)さん(62)が、スノーボードの板にブーツを留める独自のビンディング装置を考え、特許を得た。板の上でブーツの向きを簡単に変えられる仕組みで、「片方の足で地面をけって前に進みやすくなるのでは」という。メーカーなどから話を聞きたいとの打診もあり、「商品化できればいい」と期待している。
スノーボーダーは通常、進行方向と直角に近い位置で板に両足を乗せて滑る。スポーツ用品店などによると、市販されているビンディングのほとんどは、ドライバーなどの工具がないとブーツの向きを変えられない。このため、スノーボーダーは平らな雪上を移動する際、板に乗せたままの片足をよじるようにして、もう一方の足で雪面をけることになる。
2005-06年シーズンから自宅近くのスキー場で臨時社員として働く佐藤さんは、スノーボーダーのそうした姿勢を見て「不自然でつらそう」と感じ、転倒によるけがの心配もした。
シーズン後、水道設備業の合間にビンディングの改良に着手。試行錯誤を重ね、板とブーツの間に新たに直径11センチほどの金属製リングを挟む方式を昨年夏に考案した。リングのワイヤロープを引いてブーツを浮かせ、好みの向きで固定し直すことができる。リングを3方向から締め付けることで理論上は強度も十分と判断。特許庁に特許を出願したところ、今年2月に認められた。
4月に、国内に事務所を置くメーカーとスポーツ専門誌など計12カ所にPRの文書を送付。1社ずつから詳しい話を聞きたいという返事が来た。佐藤さんは「スポンサーを見つけ、まずは試作品を作りたい」と話す。
問い合わせは佐藤さん(電話0269・82・3858)へ。
(提供:信濃毎日新聞)




















