原村の八ケ岳美術館は6月10日まで、同館の設計者で日本を代表する建築家の一人、村野藤吾さん(1891-1984年)に焦点を当てた特別展を開いている。ドーム形の屋根が連なる独特の外観が特徴的な同館は、村野さん晩年の作品。特別展は、自筆とみられる書き込みが入った図面や、建物の模型などを集めた。
模型は、村野さんについて研究している京都工芸繊維大の学生が製作。大きさは実物の50分の1ほどで、普段は見ることのできない上空からの視点で建物の造形を楽しめる。図面は、平面図や建物を横から見た立面図、構想段階のイメージ図など9枚。建物の断面をスケッチした図面は村野さんの自筆とみられ、建材や工法を細かく指示した書き込みもある。建設が進んでいく様子を記録した写真も20枚ほど展示している。
前島孝一館長は「さまざまな資料から、あらためてデザインのユニークさを感じ、この建物の価値を見直してほしい」と話している。
入館料は高校生以上500円、小中学生250円。会期中無休。
(提供:信濃毎日新聞)





















