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topics カミ雪で雪崩起きやすく 白馬NPOが栂池の事故検証

(2008年4月9日)

 愛知大の女子学生2人が死亡した今年2月の北安曇郡小谷村栂池高原スキー場の雪崩事故で、当時、本州の南を通過する低気圧(南岸低気圧)の影響で「カミ雪」が降り、雪崩が起きやすい状況だったことが分かった。北アルプス北部でカミ雪は「南雪」と呼ばれ、まれな気象現象。雪崩事故の防止や救助方法を研究している同郡白馬村のNPO法人「ACT(アクト)」の太田あみさん(24)が調べた。

 北ア北部のカミ雪は、白馬村の降雪量が、北に隣接する小谷村より特に多くなるのが特徴。地元スキー場のパトロール隊員らは南雪と呼び、経験的に雪崩が起きやすいと警戒してきたという。

 太田さんは、両村内のスキー場から、2002年から05年までの3シーズン分のデータの提供を受け、南雪と雪崩の関連を検証。その結果、南雪だった計19日では約79%に当たる15日で雪崩発生の兆候が確認できた一方、両村にほぼ同量の降雪があった計143日では約34%の49日にとどまった。また、1984年から20年分の雪崩災害を調べたところ、43%が南雪の日に起きていた。

 愛知大の事故があった2月3日の降雪量は、小谷村で17センチ、白馬村で28センチだった。検証結果と照らし、太田さんは「今冬最も顕著な南雪だった」と指摘。「南雪の時にどうして雪崩が多いのか研究を進め、山スキーヤーなどの雪崩事故防止に役立てたい」と話していた。

(提供:信濃毎日新聞)

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