飯田市本町で介護用品や衣類を販売している本町便利堂が、店内で雑誌や新刊本の販売を始めた。「丘の上」と呼ばれる中心市街地では昨年6月、平安堂飯田駅前店が閉店してから書店の少ない状態が続いていたが、書籍卸の同社関連会社が協力。「丘の上の本屋さん」の看板を掲げ、販売状況を見ながら品ぞろえの拡大も検討していく。
市の再開発ビル1階にある店舗で、道路側に面した約7メートルの幅に本棚を設置。週刊誌や月刊誌のほか、従来の来店客の中心を占める中高年向けに、手芸や健康関連の雑誌を多めに並べた。また、ベストセラーを中心にした新刊本、コミックも扱っている。
本の販売は、書籍卸の平安堂ホールセール(東京)が昨秋に打診。同社飯田営業所の徳山靖(おさむ)所長は「丘の上は平安堂発祥の地。店舗がなくなり、心苦しい部分もあった」と話す。一方、本町便利堂の原弓子代表も「本好きな高齢者らから、不便になったとの声は聞いていた。活字に触れる場を、もう1度つくりたかった」という。
スペースに限りがあるものの、陳列商品は平安堂側が主に選択。来店客の声を品ぞろえに生かすほか、注文や定期購読にも対応していく。
(提供:信濃毎日新聞)




















