朝日村古見の村営朝日美術館はこのほど、村出身の彫刻家・上条俊介(1899-1980年)の評伝「線と彫刻」を刊行した。業績と人柄をまとめ、「集められるすべての資料を盛り込んだ」と同館。刊行に合わせて、4月1日から特別展を開く。
上条は旧制松本中学(現松本深志高)から早稲田大学に進み、彫刻家北村西望に師事。松本市のJR松本駅前にある播隆上人像などで知られる。本では、日記を引用しながら生涯をたどった。同館所蔵の140作品を含め、現存する200点余のリストも掲載。「当初は官展に出品しやすい写実的な作品だったが、次第に精神性を表現した作風に変わった」と同館学芸員の千田敬一さん(60)は話す。
専門的内容の評伝と同時に、イラスト付きでやさしく上条を紹介した冊子「上条俊介ものがたり」も編集し、朝日小児童らに贈る。
30日に刊行記念式典と仁科惇・信大名誉教授による講演会を村マルチメディアセンターで開く。問い合わせは同館(電話0263・99・2359)へ。
(提供:信濃毎日新聞)




















