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tourism 上田乗換え増加で誘客開始 首都圏発のツアー

(2008年3月28日)
 

 

 首都圏から上田市の新幹線上田駅で下車し、観光バスに乗り換えて北陸や京都へ向かうツアーが増えている。新幹線の利用で都内の渋滞を避けることができ、バスに乗り継ぐため値段も安くなるからだ。上田駅は、こんどは上田地域へ足を運んでもらおうと、改札口近くに専用の棚を設置。地元市町村などが観光パンフレットを置き始めている。

 週末の午前7時半、上田駅温泉口のロータリー。4台の大型バスが新幹線で到着するツアー客を待っていた。いずれも北アルプス安房トンネルを抜け、飛騨高山(岐阜県)経由で金沢や福井など北陸で泊まるコース。バス運転手によると、多いときは10台以上が並ぶ。京都方面へのツアーは中央道西宮線を使う。

 新幹線開業から10年余。旅行業者によると、上田経由のツアーは4、5年前から始まった。原油高でバスの燃料代が上がり、新幹線から乗り継ぐツアーの割安感も出たため、ここ1年ほどで特に増えた。

 上田市観光課の昨年11月の調査では、19日間で上田駅から出発したツアーバスが99台。上田駅に到着したのは132台で、上越新幹線で新潟から北陸を回り、帰りだけ上田を経由するケースも含まれる。

 コースや時期にもよるが、首都圏から北陸へ1泊2日のツアー料金は、鉄道の新潟回りだと2万円台後半。行き帰りとも上田経由でバスを組み合わせると、2万円台前半で、5000円ほど安い。

 都内の旅行業者は「バスだけの旅は疲れる-との印象もある。新幹線利用で高級感も出せる」と説明。北陸でのカニ食べ放題ツアーを終え、上田駅まで戻ったさいたま市の主婦(62)は「ここから1時間ちょっとで帰れる。快適な旅」と話した。

 上田駅は温泉口ロータリーが混雑せず、バスが止めやすい。長野駅経由だと、上信越道更埴ジャンクションまで後戻りするロスもあり、上田駅が経由地に選ばれている。

 上田駅の山田勝駅長は「ツアー客は旅行好きの世代。パンフレットはすぐなくなる」と誘客効果に期待する。

 午後7-9時台の上田発の新幹線で首都圏へ帰る際の待ち合わせの間、ツアー客からは、上田の食材を使った料理を食べたり、地元の野菜を買ったりしたい、との要望もある。上田市観光課は「農協や商工会議所とも協力し、駅前で野菜や果樹の販売店を出せないか、検討していきたい」としている。

(提供:信濃毎日新聞)

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