上水内郡信濃町の野尻湖・立が鼻遺跡で第17次発掘調査をしている野尻湖発掘調査団は24日までに、ナウマンゾウの第三大臼歯の一部と、オオツノジカの右下あごの骨と臼歯とみられる化石を発見した。調査団は今後、これらの化石の表面や断面を詳細に調べ、解体作業が施された痕跡がないか、確認する考えだ。
ナウマンゾウの臼歯は高さ約8センチ、横幅約5センチで、約4万3000年前の地層から出土。「野尻湖友の会」のメンバーが調査開始前日の22日、発掘現場北端の区画で準備中、土を払った際に見つけた。オオツノジカのものとみられる化石は長さ約16センチ。ナウマンゾウの臼歯が見つかった場所から約10メートル南側で23日、同会の別のメンバーが発見した。
現場一帯では、過去の調査でナウマンゾウの臼歯や、背骨を形づくる椎(つい)骨(こつ)の破片などがばらばらに見つかっている。ただ、人間によって狩られて死んだことを示す傷跡などは確認できていない。
一帯がキルサイト(狩猟解体場)だったかどうかを探る今回の発掘は31日まで。ナウマンゾウの臼歯の化石は、発掘現場近くの調査団受付があるプレハブで公開している。
(提供:信濃毎日新聞)





















