小海町総合センターで21日、古文書の読み方を町民が学ぶ「古文書読書会」があった。地域の歴史の語り手を育てようと始まり丸1年。町の郷土史家宿岩善人さん(76)の指導で、江戸時代後期の日記や御触書を使い、読みにくい筆字を学んだ。
読書会は昨年1月から月1回開き、会員は地元の60代の男女8人。町の歴史を調べている住民グループ「小海町歴史と文化の会」の古文書班が会員を募り発足した。
この日は4人が集まり、天保の大飢饉(ききん)(1833-39年)の際、江戸幕府が祭事などを禁じた御触書などのコピーをテキストに解読。参考書を片手に、宿岩さんと読み合わせながら、筆字の横に鉛筆で読み仮名を書き入れていった。
同班は約10年前から、宿岩さんを中心に、旧家に残る日記や寄進状、手紙などを収集、解読してきた。整理した文書のファイルは300冊以上になり、同センターで保管している。メンバー10人が75-89歳と高齢化しているため、新たな町の歴史の語り手育成が急務となっていた。
読書会員の黒川清二さん(62)=同町千代里=は「解読はとても難しいが、町の文化を途切れさせないためにも、後世に歴史を伝えていきたい」と話していた。
(提供:信濃毎日新聞)




















