下伊那郡泰阜村のNPO法人グリーンウッド自然体験教育センターが22日、自然体験教育などで地域づくりに取り組む北海道から沖縄までの6団体を招き、初の「へき地を元気にする人々のためのやすおかフォーラム」を村内で開いた。互いに活動を報告し、人口減や高齢化が進む地域の今後についてパネル討論で知恵を出し合った。
フォーラムは、山村留学を展開する同法人が「自然環境を生かして頑張っている人たちに光を当てたい」と、廃校を生かした体験教育や自然環境の保全・利活用に取り組んでいる全国10団体を調べる中で「意見交換の場を持ち、活動に対する共通の気持ちを分かち合いたい」と企画した。
フォーラムには霧多布湿原トラスト(北海道)、エコプラス(新潟県)、自然体験共学センター(福井県)、きらり水源村(熊本県)の4NPO法人と、たかはた共生塾(山形県)、やんばるエコツーリズム研究所(沖縄県)から、代表者らが参加。村内からも松島貞治村長らが出席し、約30人で開催した。
各団体の活動報告では「自然、歴史など地域が本来持つ資源を生かし、町づくりにつなげることが大切」という意見や「農作業など田舎の人たちの仕事に、学びや協働作業といった現代社会に必要な視点が含まれている」といった指摘が出た。
松島村長もパネル討論で発言し、市町村合併の議論を例に「地域づくりを経済的な物差しで測るのでなく、理念や生き方で方向性を決めていくことが必要になっている」と強調した。
グリーンウッド自然体験教育センターの辻英之事務局長は「今後は各団体でネットワークを築いて課題を共有し、へき地でどう豊かな社会をつくっていくのか考えていきたい」としていた。
(提供:信濃毎日新聞)




















