諏訪湖温泉旅館組合(諏訪市、32施設)に加盟する数軒の宿泊施設が来年1月中旬から、シカのロース肉にリゾット(イタリアの米料理)を添えた料理の提供を始める。同組合や諏訪商工会議所(諏訪市)などでつくる「諏訪地域資源価値創造委員会」が進めるシカ肉特産化の一環。共通のメニューを宿泊客に提供することで、諏訪の名物として売り出していく狙いだ。
料理は、同委員会が諏訪市で4日開いた試食会に提供された和洋中の10品目から選考。出席した同組合理事らが「味が万人向け」「メーンの料理に近い位置付けで提供できる」などとして、都内のフランス料理店のシェフが作った「赤米のリゾットとシカロース」に決めた。来年秋には、提供する店を15軒程度に増やす計画だ。旅行会社のパンフレットへの掲載も目指す。
同組合事務局によると、味付けは各施設で工夫し、白米を使う場合もあるという。シカの生肉の原価が高いことなどから、加工済みの薫製などを付け合わせとして出す店もある。
また、仏教の教えで肉食が禁じられていた時代に、諏訪大社が肉食を認める免罪符のような札「鹿食免(かじきめん)」を出していたことについての説明文も料理に添える。
同組合の上条潔理事長は「諏訪にこれといった名物の食材はない。シカ肉には諏訪大社の鹿食免と合わせた物語性がある」と話している。
(提供:信濃毎日新聞)




















