高森町まちづくり振興公社は、同町牛牧で運営する日帰り温泉施設「御大(おんたい)の館」に、食用油の廃油を燃やせるストーブを導入した。原油高騰で経費削減を迫られており、燃料代の要らない廃油ストーブに期待している。
北海道石狩市のメーカーが開発したストーブは、食用油の廃油や自動車の使用済みオイルをそのまま燃料にできる。
暖房にプロパンガスを使う同温泉の2006年度のガス代は前年度比約40万円増。「暖房費を抑えるため何とかしたい」と宮島佐祐支配人が、ストーブ販売代理店で、健康器具や省エネ機器開発を手掛けている松島光陽化学(喬木村)に相談し、廃油ストーブ導入を決めた。費用は設置費も含め約60万円。
燃料は、御大の館と、併設の温泉宿泊施設「湯ケ洞」の調理場から出る食用油の廃油のみ。廃油はこれまで業者に処理を委託していたため、その分も浮く。宮島支配人は「今後のガス代なども考えれば割に合うはず」とみている。
14日から稼働させ、休憩室やマッサージ室など延べ約500平方メートルを25度ほどに暖めており、温泉利用者からも「以前より暖かいし、ぬくもりを感じる」といった声が寄せられるという。宮島支配人は「コスト削減も重要だが、化石燃料を使わないので環境にも優しい」とPRしている。
(提供:信濃毎日新聞)




















