飯田市千代にある「日本の棚田百選」の一つ、「よこね田んぼ」で今年収穫されたコメを使った料理を販売するイベントが12-15日、県飯田合同庁舎(飯田市)の食堂で開かれる。よこね田んぼのコメが、地元で開くイベント以外で一般に提供されるのは初めて。地元住民の棚田を守る活動を知ってもらおうと、下伊那地方事務所が企画、主催する。
イベントは「よこね田んぼ新米ウイーク」。同食堂で通常提供しているおにぎりや各種定食など、ご飯類のメニューすべてに、よこね田んぼで収穫された「チヨニシキ」の新米計60キロを使用する。価格は通常と同じ。13日には、野生鳥獣被害と肉の活用策を考えてもらおうと月1回の特別メニューとして販売する「シカ肉カレー」でも、よこね田んぼの新米を使用する。
千代地区では地元住民が棚田を守ろうと1998年に保全委員会をつくり、ボランティアを募って「よこね田んぼ守り隊」を結成したり、農業体験の小中学生を受け入れるなど、活動を続けている。同委員会は昨年度、同地事所が主催した「南信州地域づくり大賞」で大賞に選ばれたこともあり、同地事所がイベント開催を働き掛けた。
食堂では、保全委員会の活動を紹介したパネルも展示する。委員長の関口節三さん(73)は「田んぼ保全には地元以外にも多くの人が協力してくれており、そうした活動を知ってもらえる機会になれば」と期待している。
(提供:信濃毎日新聞)




















