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event 旧制高校生の愛読書を展示 松本の記念館

(2007年11月8日)
バンカラ姿の旧制高校生を模した人形と、背丈ほどの高さに積み上げられた岩波文庫

バンカラ姿の旧制高校生を模した人形と、背丈ほどの高さに積み上げられた岩波文庫

 松本市旧制高等学校記念館(松本市県)は12月16日まで、企画展「旧制高校生の読書 背丈ほどの本を読め」を同館1階ギャラリーで開いている。昭和初期の岩波文庫やゲーテ、ハイネの原書といった旧制高校生が読んだ当時の本を約150冊展示。旧制高校生の3年間のおおよその読書量を示すため、バンカラ姿の人形の背丈ほどに岩波文庫を積み上げるなど、当時の学生生活の一端を紹介している。

 秋の読書週間に合わせて企画。本以外にも、校舎や寮で読書にふける旧制高校生たちの写真や、よく読まれた本を解説したパネルを展示した。

 展示している本は、旧制高校生にとって“三種の神器”だった西田幾多郎の「善の研究」、阿部次郎の「三太郎の日記」、倉田百三の「愛と認識との出発」から、マルクスの「資本論」、ニーチェ、夏目漱石と幅広い。

 戦時中に本不足を嘆き、旧制一高の同窓会がOBに本の寄贈を頼んだ会報もある。展示本の大半は旧制成蹊高校(東京)OBの谷喬さん(78)=長野市=の所有物。「教養を深めるため、みんなむさぼるように読書をした。今の学生は自由な時間が少ないが、少しでも時間をつくって本を読んでほしい」と谷さん。

 企画展を見た毛塚伝さん(62)=栃木県佐野市=は「読書から遠ざかっていたが、刺激を受けた。早速、何か読んでみたい」と話していた。入場無料。月曜休館。

(提供:信濃毎日新聞)

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