来月統合され、閉校となる富士見町の南中学校で18日、最後の卒業式と閉校式が開かれた。卒業生は35人。生徒たちは卒業証書を受け取ると、そのまま壇上で一人ずつ学校生活の思い出を発表し、諏訪地方に唯一残っていた現役木造校舎への別れを惜しんだ。
同校は1958(昭和33)年の開校で、木造校舎は開校当初からある。近年は生徒数の減少が続いたため、町教委は、町中心部にある富士見高原中との統合を決めた。4月からは現在の高原中の校舎を使い、「富士見中学校」として開校する。
式典には、在校生や教員らを含む200人余が出席。3年生たちは壇上で「この木造校舎で学んだことを、高校でも生かしたい」「これからはしっかりと社会に貢献していきたい」などと涙をこらえながら語った。そんな生徒を見守り、目頭を押さえる保護者もいた。
生徒会長を務めた越中雄士君は、八ケ岳登山や文化祭などを振り返り「こうした活動ができたのも、先生の指導や家族の支えのおかげ。3年間、本当にありがとうございました」とあいさつした。
卒業式に続いて行った閉校式では、全員で校歌を斉唱し、壇上に掲げていた校旗を畳んで町教委に返納した。三村昌弘校長は「ここで友と過ごした思い出が、旅立つみなさんの糧となることを祈念します」と述べた。同校のこれまでの卒業生は、この日の35人を含めて計3543人。
この日は、高原中でも卒業式と閉校式があった。同校は1953(昭和28)年に開校し、この日送り出した101人を含む計9741人が卒業した。
(提供:信濃毎日新聞)





















