諏訪市中洲の市博物館で6日午後7時半から、「なつかしの蓄音機コンサート」が開かれる。使用する蓄音機の中には、昨年1月に81歳で亡くなった市内の男性が所有し、大勢の人に聴いてもらいたい-と遺族が寄贈したものもある。当日は市内で開かれるアイスキャンドルのイベントに合わせて開館時間を午後9時まで延長。同館は、幻想的なキャンドルの明かりと昭和の懐かしい音色を楽しんで-と呼び掛けている。
蓄音機を所有していたのは、同市中洲の鷹野原泰彦さん。同館はこれまでにも数回、蓄音機コンサートを開いており、その際に鷹野原さんに蓄音機を借りていた。そうした縁で、故人が趣味で集めていた蓄音機5台とSPレコード120枚の寄贈を受けた。
妻の良子さん(72)によると、泰彦さんは生前、蓄音機やレコードのほか、車やバイク、骨董(こっとう)収集などに親しみ、多趣味だったという。「家にあっても手入れの仕方も分からないし、大勢の人に聴いてもらった方が主人も喜ぶ」と寄贈を決めた。コンサートには息子らと出掛ける予定。「主人は毎年冬になると家でレコードを聴いていた。そんな姿を思い出しながら聴きたい」と楽しみにしている。
5台はほとんどが戦前に製造されたもので、長さ1メートル、口径60センチの長大なラッパ型のものなど珍しい逸品もある。6日は、同館が収蔵する蓄音機とSPレコードも使い、約1時間にわたって大正から昭和初期の歌曲を流す。亀割均館長は「手動で回した、電気を通していない味わい深い音を聴きに来てほしい」と話している。
諏訪圏青年会議所などでつくる実行委員会が6日に市内外で開く「アイスキャンドル2010」は同館も会場の一つとなっており、地元住民たちが手作りしたキャンドルを入り口脇の足湯前などに並べる。
入館料は一般310円、小中学生150円。問い合わせは同館(電話0266・52・7080)へ。
(提供:信濃毎日新聞)





















