北信各地の住民に身近なスキー場が、誘客へ工夫を重ねている。子ども向けのサービスを充実させて雪に親しんでもらうことでスキー人口の底辺拡大を目指したり、平日限定の割引券を発行したり。大規模な設備投資も難しい中で知恵を絞り、雪不足で営業日数を減らすなどの対応が必要だった昨季の盛り返しも目指す。
信濃町の黒姫高原スノーパークは今季、比較的斜面が緩やかな前山ゲレンデ一帯を親子向けの「スノースマイルエリア」として整備。目玉は新設した全長約750メートルのコースをタイヤチューブで滑走する「マックススライダー」。直径90センチ、120センチの2種類のチューブをともに2時間千円で貸し出す。休日を中心に親子らに人気だ。
地元住民らの出資する新会社による営業が今季から始まった飯綱町の「いいづなリゾートスキー場」は、休日に偏りがちな客を平日にも呼び込もうと、平日限定で食事付きのリフト1日券が2千円になる引換券を今月からホームページなどで発行している。栄村のさかえ倶楽部(くらぶ)スキー場も、今季から5千円で購入できるリフトの平日シーズン券を販売。近隣の客に喜ばれているという。
今冬で閉鎖する長野市大岡丙の長野市営聖山パノラマスキー場は、高校生以上3500円のリフト1日券を500円にするなどとした破格の割引クーポン券を発行。順調に利用者を増やしている。
晴れわたった1月30日。黒姫高原スノーパークで家族と一緒にマックススライダーで楽しんだ神奈川県座間市の小学3年生和田晴香さん(9)は「スピード感があってとっても気持ち良かった」。「きゃー」「ヤッホー」などと叫びながら親子で楽しむ姿に「あれ面白そう」と興味を示すスキーヤーもいた。
太田昭仁支配人(46)は「たくさんの子どもたちに雪に親しむところから始めてもらい、リピーターにつながるスキー場づくりをしていきたい」と話している。
(提供:信濃毎日新聞)





















