松本松南高校(松本市)服飾科の3年生12人が6日、同校最後の「卒業記念コスチュームショー」を松本市まつもと市民芸術館で開く。学校法人松商学園(同市)との合併により同校は3月末で閉校となり、服飾科の伝統は途絶える。最後の服飾科の生徒として「先輩たちから受け継がれてきた思いや技術を精いっぱい伝えたい」と、舞台の準備に力を注いでいる。
同校のコスチュームショーは、服飾科の生徒が3年間の集大成として、自らデザインして作った服を自らがモデルとなって紹介する。20回目の節目でもある今回は「0(ゼロ)」をテーマに、ワンピースやウエディングドレスなどを1人5着ずつ、計60着披露する。「12人だからこそできることを」と、1年間を表す12の星座を12人が一つずつ取り入れた服もある。
生徒たちは昨年9月に準備を始めた。服を仕上げる傍ら、講師や卒業生から姿勢が良く見える歩き方などを学び、練習を重ねてきた。これまでなら1、2年生が担当する招待状やパンフレット作りも、下級生がいないため自分たちでこなした。現在はアクセサリーなどの小物作りに加え、当日の音響や照明といった最後の確認作業に追われている。
ショーを見て同校を志望したという佐藤夏美さん(18)=岡谷市=は「後の世代に伝統を残せないのは寂しいが、あこがれだったショーは必ず成功させたい」。ルーム長の和田望美さん(18)=大町市=は「テーマのゼロには、終わりという意味と同時に、服飾科で学んだことを糧にそれぞれの道へ進むんだという始まりの意味も込めた。12人全員で力を出し切り、見た人に『良かった』と言ってもらえるショーにしたい」と話している。
ショーは午後1時から。入場無料。問い合わせは松本松南高校(電話0263・32・0685)へ。
(提供:信濃毎日新聞)




















