高森町下市田の町有形文化財「下市田学校」の保存と地域おこしに取り組む住民グループ「下市田学校応援隊」が30日、わらじ作りの講習会を開いた。築120年余の木造校舎に町民ら約20人が集まり、「難しいなあ」と笑い合いながら、地元のお年寄りの手ほどきで稲わらを編んだ。
参加者が挑戦したのは、学校近くの萩山神社に伝わる獅子舞で、獅子を引っ張る「獅子曳(ひ)き」役の子どもたちが履く「三段わらじ」。わらじを三重に編むのが特徴だが、最近は高齢化で作り手が少なくなったため、応援隊のメンバーが「地域の文化や、ものづくりの技術を残そう」と初めて企画した。
地区内の原正さん(81)と木下豊さん(77)が、わらをなう方法から丁寧に教え、参加者は床に座り、ゆっくりと手を動かした。高森南小5年の平沢悠さん(11)は三段わらじを初めて知ったといい、自作のわらじを手に「履いたら痛そう」。約2時間半で途中まで仕上げた。原さんと木下さんは、今後も希望者に手ほどきする。
下市田学校は、尋常高等小学校として1888(明治21)年に完成した擬洋風建築。戦後は下伊那農業高校(飯田市)の高森分校として1980(昭和55)年まで使用された。
(提供:信濃毎日新聞)





















